ドミナント戦略ドミナントせんりゃく、dominant strategy)とはチェーンストアが地域を絞って集中的に出店する経営戦略。ある地域内における市場占有率を向上させて独占状況を目指す経営手法。ドミナント出店、エリア・ドミナン戦略ドミナンスとも呼ばれる。
9キロバイト (1,197 語) - 2020年7月27日 (月) 16:48


◆本来、店舗はある程度距離を置いて出店したほうが、店舗商圏が広がり、中間に存在する顧客の取り込みも可能となるため効率がよくなります。
▶しかし、それとは逆に、地域を限定してわざと店舗を密に配置するビジネスモデルがあります。
✔それが「地域ドミナント」です。
▶地域ドミナントは、ある限られた地域内に集中的に複数の店舗を出店して競合が入って来る隙間をなくし、地域の顧客や需要を総取りするビジネスモデルです。
▶「いかに競合がいない空間を作り出すか」ということは、ほかの優れたビジネスモデルにも共通して見られる重要な思考です。
★スターバックスはこのビジネスモデルを採用していることで有名です。
★セブン-イレブンも明確にこのビジネスモデルを採用するとしています。
❖地域ドミナントでは、地域を選んで集中的に出店します。
❖競合の出店余地を封じるほど密に出店するわけですが、多くの場合、さらに進んで西松屋のように自社の店舗間で顧客の共食いが起きるほどに密集して出店してしまいます。顧客の共食いにより店舗効率は落ちますが、競合が入って来る可能性はさらに低くなります。
❖共食いにより1店舗当たりの売り上げや利益が減ることになりますが、一方で、地域を独占できれば競争がいなくなるだけではなく、オペレーション面で大きく効率を上げることが可能になります。
✜地域ドミナントは各個店の売り上げや利益をわざと落とすモデルなので、フランチャイズとの親和性が悪いとも言われています。
✜フランチャイジー(店のオーナー)としては、チェーン店からテリトリー保障をもらい、自身の売り上げを最大化しようとするため、自身の店と共食いするような出店は通常許しがたいものです。
✨実際、スターバックスはすべてを直営店で運営しており、フランチャイズで運営した場合に起こるであろうフランチャイジーからの過密な店舗展開による店舗効率の低下のクレームを防止しています。
✨セブン-イレブンはフランチャイズとして運営しているのですが、同社は集中出店することにより顧客心理が変化し、顧客によるセブン-イレブンの利用率が上がる、つまり店舗を密に展開することにより競合がいなくなるだけではなくスーパーなどほかの小売業態との間の優位性も変化し、結局は個店の利益も高まるという説明をしています。